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手洗いやアルコール消毒などを頻繁に行う手は、身体のなかでも特に乾燥によって荒れやすい部分です。実は肌だけでなく、爪が受けるダメージも少なくありません。
爪へのダメージは、割れや折れ、凹凸、ささくれ(さかむけ)などを引き起こす原因に。ケアするためには、ハンドクリームではなくネイルオイルを使うことが大切です。
そこで今回は、株式会社Free Style代表取締役の大門和歌先生に、ネイルオイルの選び方について取材。その助言をもとにedimo編集部が実際に比較検証しました。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
日本ネイリスト協会認定講師
大門 和歌
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株式会社Free Style 代表取締役 日本ネイリスト協会認定講師
福岡県と東京で3店舗ネイルサロンを経営。さらにパリコレクションやミラノコレクションにてネイルのバックステージを担当するなど、国内外で活躍している。爪を強く健康にする自爪育成と巻き爪ケア、繊細なネイルアートが得意。ネイル歴16年、施術数2万人以上で培った知識と経験を武器に、多くの爪を健康に導いている。
目次
ネイルオイルは、爪を保湿することで健康に導くとともに、爪まわりのささくれ(さかむけ)を防いで指先をきれいに見せる働きがあります。
また、すらっと長い爪に育成したい場合は、ハイポニキウム(爪下皮)という、爪先の皮膚と爪の間に伸びる白い皮膚のような部分に塗布すると、ネイルヘッド(爪床)と呼ばれる爪のピンクの部分を伸ばす効果が期待できます。

ネイルオイルは、ジェルネイルやネイルカラーをしている人が使うイメージがあるかもしれませんが、自爪の人にも有効です。特に、次のような症状がある人は効果が期待できるでしょう。

日頃から手指の保湿にハンドクリームを使っている人も、ネイルオイルを併用するのがおすすめです。
なぜなら、それぞれ用途と効果が異なるから。ハンドクリームは肌の乾燥を防ぐものであるため、爪のケアには浸透率が高いネイルオイルの方が効果的です。

正しい使い方とケアに適したタイミングは次の通りです。
<ネイルオイルの正しい使い方>
① 商品ごとの使用方法に沿って、適用量を5本の指に落とす。
② 甘皮周りを指でくるくるとなでるようにして、オイルを優しくなじませる。
③ ネイルヘッドを伸ばしたい場合は、爪の先端と皮膚の隙間にオイルを落とす。オイルが垂れないように3秒ほど指をまっすぐ立てた後、なじませる。
<使用するタイミング>
●手を洗った後
●洗顔後(スキンケアの後)
●入浴後(スキンケアの後)
●就寝前
ネイルオイルの種類を大別すると「植物性油」と「鉱物油」があり、植物性油が使われている商品の方がおすすめです。

植物性油は植物から取れる天然成分で、豊富な栄養成分が含まれているのが特徴。代表的なものとして、ホホバオイルやオリーブオイル、アボガドオイル、アーモンド油があります。
一方、鉱物油は鉱物に属する石油を精製して作られた化学油のこと。成分表示ではパラフィン、ミネラルオイル、ワセリンなどと記載されます。ミネラルが多いという魅力がある反面、爪の酸化を進めるリスクも存在します。特に安価なネイルオイルは、鉱物油の含有量が多い傾向があるので注意が必要です。

より自分の悩みに合うケアを行うためには、原料のオイルや成分に注目してネイルオイルを選ぶことも大切です。
【監修者】日本ネイリスト協会認定講師大門 和歌のコメント
ネイルオイルは、さまざまな形状や素材の容器で販売されています。それぞれメリットとデメリットがあるので、使い勝手や携帯性など考慮したうえで、より自分の利用目的に合うものを選びましょう。

監修者に教えてもらったことをもとに、edimo編集部がおすすめ商品をピックアップ。実際に指先に使用した使用感と、容器の使いやすさをお伝えします。

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
| 商品名 | 画像 | 詳細を見る | タイプ | 注目成分 |
石澤研究所&nail|オーガニックブレンドオイル | ![]() | ハケタイプ | ホホバ種子油、オリーブ果実油 | |
GNUクシオ|キューティクルリバイタライザーコンプレックスオイル ミルク&ハニー | ![]() | スポイドタイプ | ヒマワリ種子油、酢酸トコフェロール | |
常盤薬品工業excel|エッセンスネイルオイル | ![]() | ペンタイプ | オリーブ果実油、ホホバ種子油、スクワラン | |
ウェラジャパンOPI|Nail & Cuticle Oil To Go | ![]() | ペンタイプ | アボカド リピッド コンプレックス、クプアスバター | |
ウカuka|nail oil 13:00 | ![]() | ロールタイプ | アルガンオイル、アーモンド油、ホホバ油 | |
メルヴィータジャポンMelvita|ビオオイル ローズ&アルガン タッチオイル | ![]() | ロールタイプ | アルガンオイル、ローズヒップオイル |


厳選した100%オーガニック&植物成分で作ったネイルケアオイル。
ホホバやオリーブ、ニオイテンジクアオイ、レモン、ローズウッドなど、7種類の爪保護成分を配合。爪やキューティクルの乾燥をケアして健やかな自爪を育みます。
指先を包みこむハーブや柑橘系の自然な香りも魅力です。
編集者が使ってみました!

爪と爪周りに塗った後、すりこむようにマッサージします。かなりサラッとしていて、ネイルポリッシュよりも軽い使い心地。

肌なじみがよく、嫌なベタつき感は残りませんでした。特に、爪まわりの皮膚の吸収はとても良かった印象です。香りはすっきりした柑橘系で、ほんのりハーブも感じました。

ハケタイプなのでとても塗りやすく、オイルの量も調整しやすかったです。ただし、余分なオイルを落とす際に、垂れないように注意は必要でした。また、容器はしっかりしたガラス製のため重く、携帯用には適さない印象でした。


天然由来の原材料を使用して作られた、アメリカ発のエシカルコスメ。
天然のサフラワーをベースに、保湿効果が高いヒマワリ種子油や、ビタミンEが抗酸化作用の働きをする酢酸トコフェロールなどが配合されています。
さらに、ミルク成分が肌をサポートし、ハチミツのビタミンでキューティクルをケア。ほんのり甘い香りに気分も癒されます。
編集者が使ってみました!

爪と甘皮部分に1滴ずつ垂らします。少しトロッとした美容液のようなテクスチャー。

指先にしっかりなじませると、浸透率は良い印象でした。
気になったのは、甘くて少しクセのあるアロマのような香り。気に入れば癒されそうですが、好き嫌いが分かれそうです。

少量に調整するのは難しく、1滴だけでもたっぷりかかってしまう印象。容器の機密性は良かったものの、内容量が15mlのため容器が比較的大きく、素材もガラス製なので、持ち運びには不向きでしょう。



植物由来原料を97%配合。スクワランやオリーブ果実油、ホホバ種子油、リンゴ酸ジイソルテアリルなど、保湿に関わる美容成分が贅沢に使われています。
容器は、使いやすさにこだわって設計されたペンタイプ。指先に塗りやすく、携帯性にも優れているので、いつでもさっと爪をケアできます。
ベルガモット&ユーカリの香りもポイント。
編集者が使ってみました!

オイルは硬めのジェルのような質感で、液垂れしにくい点が好印象。

時間が経つと、他のオイルより乾いてくる印象を持ちました。カサつきが気になる人のメインオイルとしては、保湿感が物足りないかもしれません。
香りはミントに近い清涼感のあるタイプです。

蛍光ペンほどの太さのペンタイプ。全体が硬いプラスチック製なので、ポーチの中で圧迫されてもオイルが漏れる心配はなさそうです。
お尻のダイヤルを回すと毛先からオイルが出てくる仕組みで、量の微調整も可能。ペンの毛先も絶妙な長さで、全体的に使いやすかったです。


液垂れしにくく、指先に適量を塗りやすいジェル状のネイルオイル。甘皮だけでなくハイポニキウムにも塗布することで、爪を健やかに整えます。
保湿力に富んだグレープシードやククイナッツ、サンフラワーオイルが指先に素早くなじんで乾燥から守ります。
さらに、OPI独自の複合保湿成分アボカド リピッド コンプレックスや、ポリフェノールを含むクプアスバターやホワイトティーエキスを配合。
編集者が使ってみました!

塗り広げやすい柔らかさのジェルです。

多く塗りすぎると馴染むまでに少し時間がかかりました。
一方で、潤いは長く続く印象ではなかったため、メインのケアオイルとしてではなく、オフィスなどでのスポット使用に良さそうです。香りはオレンジのような柑橘系でした。

チューブを押すと筆先からオイルが出る仕様。力加減が難しく、希望通りの量に調整できるようになるまでに数回かかりました。
容器の機密性は高く、フタをしっかり閉めればカバンやポーチの中で圧迫されてもオイルが漏れないように設計されています。
| タイプ | ペンタイプ |
| 成分構成 | グレープシード、サンフラワーオイルなど天然保湿成分 |
| 注目成分 | アボカド リピッド コンプレックス、クプアスバター、ホワイトティーエキス |
| 容器の材質 | プラスチック |






時間軸と香りをリンクさせて作られた全5種類のうちの一つ。
「13:00」はランチタイムの終了が想定される時間帯。集中力が必要な午後に向けてリフレッシュできるように、レモンとミントの香りが使われています。
すべて天然由来原料(一部オーガニック)を使用し、国際認証エコサートを取得しているのもポイント。オリーブの3倍ものビタミンEを含むアルガンオイル、保湿効果の高いスイートアーモンドとウィートジャムなどが使われています。
編集者が使ってみました!

オイルにしてはサラッとしていて、扱いやすい質感です。

爪へも皮膚へもスムーズに浸透し、潤いも続きました。レモンとミント、ハーブを感じる香りは少しクセがあり、好みが分かれそうです。

スリムでとても持ちやすく、小型ロールの回転もスムーズ。細部までストレスなくオイルを塗れました。
容器はガラス製ですが、コンパクトで内容量も少ないため、携帯用としても使いやすいでしょう。


オイル美容のパイオニア・Melvitaが手がけた商品。
保湿力が高いアルガンオイルやローズヒップオイルを配合。原料は100%自然由来成分で、そのうち98.9%がオーガニック由来です。
爪以外にも、目元や頬の下など乾燥が気になる箇所に使え、ポイント使いがしやすいロールオンタイプです。
編集者が使ってみました!

こっくりした質感で、肌なじみは良好です。

しっかりなじませれば、爪の潤いも感じられました。目の下などにも使えるオイルなので、塗りすぎた場合は手全体に伸ばして使えます。

香水アトマイザーほどの使いやすいサイズ感。しかし、ロールが爪の上では回りにくく、なかなかうまく塗れませんでした。
皮膚の上ではスムーズに回るので、甘皮などにしっかり塗ってから全体になじませると良いでしょう。
| タイプ | ロールタイプ |
| 成分構成 | 100%自然由来成分、98.9%オーガニック由来成分 |
| 注目成分 | アルガンオイル(アルガニアスピノサ核油)、ローズヒップオイル(ロサルビギノサ種子油)、ヒマワリ種子油 |
| 容器の材質 | ガラス |
爪を美しく保つだけではなく、辛い指先荒れを防ぐためにも、ネイルオイルは有効です。面倒だと感じる人は、ペンタイプやロールタイプのように手軽に使えるものから始めてみるのもおすすめ。今回の記事を参考にして、自分の目的や利用シーンにぴったりなネイルオイルを選んでくださいね。










ネイルオイルを使う際、植物性アレルギーがある人は内容成分をよくチェックしてから商品を選ぶようにしてください。ネイルオイルのほかに自宅でできる爪のダメージ予防としては、洗い物などの家事の時に手袋をする、お湯の使用を控えるなどの方法があります。また、爪切りでなくやすりを使ってケアするのもおすすめです。