2023.05.30
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“おしゃれは足元から”といいますが、デザインを重視するあまり、無理して足に合わない靴を履いている人も多いのではないでしょうか。
そうした靴を毎日のように履き続けていると、足の小指が内側に曲がる「内反小趾(ないはんしょうし)」を引き起こしてしまうかもしれません。
今回は、気になる内反小趾の原因と改善対策について医療法人社団星の砂の大城堅一さんに解説してもらいました。
あわせてedimo編集部おすすめの内反小趾サポーターを紹介しています。
取材・監修協力※商品紹介部分は取材・監修範囲外です
整形外科医
大城 賢一
ねりま西クリニック院長、整形外科医、在宅診療医。
資格:日本整形外科学会認定専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医
約30人の医師体制で地域医療に貢献。外来診療と並行して、在宅診療も行っている。
目次
足のトラブルでよく耳にするものの一つに「外反母趾(がいはんぼし)」があります。
これは、親指が内側に曲がってしまった状態のことをいいます。
同様に、小指が内側に曲がってしまった状態が「内反小趾(ないはんしょうし)」です。
どちらも足に合わない靴を履き続けることによって引き起こされるケースが多く、外反母趾の方の8割程度に内反小趾が合併している傾向がみられます。
内反小趾は軽症の場合、痛みを感じることはありません。
しかし、内反小趾に気がつかないまま放っておくと、屈曲がひどくなり、小指の付け根部分が外側に飛び出すように変形する場合があります。
飛び出た部分が歩くたびに靴に擦れると、痛いのはもちろん、炎症を起こしたり、タコや魚の目ができたりするため、早めに改善策をとることが大切です。
仕事の都合やファッションを楽しみたいことなどから、デザインを優先して足に合わない靴を履いてしまう方は多いでしょう。
たまにだったら良いのですが、毎日のように履き続けていると、足に負担をかけ続けてしまいます。
特に横幅が細い靴、ヒールのように高低差のある靴は足を圧迫したり、足先に荷重をかけたりするため、指の屈曲を引き起こし、内反小趾を引き起こす場合があります。
またサイズが大きかったり、紐の締め方が緩かったりしても、足が靴の中で不安定になるため良くありません。
歩く際に足の外側に荷重をかけるクセがあると、最も外側にある小指に負荷が掛かり続け、屈曲を引き起こす場合があります。
内股や、O脚の場合は特にその傾向があり、注意が必要です。
運動不足や加齢などで足の筋力が低下すると、5本の指をつなぐ横のアーチが崩れることがあります。
これが崩れると、平べったく、足幅の広い「開帳足」という状態になります。
足幅が広がると、甲の中央部にある「中足骨(ちゅうそくこつ)」が外に向かって反りやすくなり、結果として内反小趾を招く場合があります。
これら3つの主因のほか、体重増加や加齢などによって足の荷重変化が起こることでも内反小趾になる場合があると考えられています。
中足骨を適切に締めるため、横アーチのサポート力が高いものを選びましょう。
親指と小指を適切な位置に開き、しっかり固定できるサポーターを選びましょう。
外出用には、装着したままでも靴下や靴が履きやすい、薄手タイプがおすすめです。
指の付け根に痛みを感じたり、足裏にマメやタコができたりするトラブルを抱えている人は、歩行時の衝撃を吸収する保護パッド付きを選びましょう。
このほか、初めてサポーターを装着する人や、強い締め付けが苦手な人は、面ファスナーなどで固定力を調節できる商品もおすすめ。
またムレが気になる人は、通気性のよい素材や、抗菌防臭機能のある素材を使った商品を選ぶとよいでしょう。
※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。
※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。
商品名 | 画像 | 詳細を見る |
三進興産ソルボ|ソルボ外反母趾・内反小趾 パワーメッシュ固定型 | ||
三進興産ソルボ|ソルボ外反母趾・内反小趾サポーター【固定薄型メッシュ】 | ||
アルファックスアルファックス|外販母趾・内反小趾サポーター | ||
中山式産業中山式|外反母趾・内反小趾テーピングサポーター | ||
Project iDProject iD|藤田トレーニングサポーター足先用 | ||
木原産業ACTICA|内反小趾楽歩 |
衝撃吸収性と圧力分散性に優れた医療用の人工筋肉「ソルボセイン」を採用したサポーター。
横アーチをサポートする「ソルボ横アーチパッド」、小指を補正し、トラブルを和らげる「ソルボ足指間パッド小趾用」、外反母趾・内反小趾の突起部や足裏への衝撃を吸収する「ソルボ中足パッド」などを搭載し、足裏のバランスを整え、足指の筋力アップを図ります。
編集者が使ってみました!
小指だけでなく、親指もしっかりと外側を向けてくれます。
外反母趾と内反小趾を併発している編集者には、とてもありがたい商品です。
また、かかと部分のマジックテープで、しっかりと固定できるところも良かったです。
親指と小指を本来あるべき部分に持っていってくれるからか、普段より足の指を使いやすいです。
また、編集者は立っている時に足の指が地面に付かない「浮き指」にも悩んでいるのですが、それも緩和。
足の指の腹がしっかりと地面を踏んでくれるので、歩くときに足裏にかかる負担が軽減しました。
凸部分を指と指の間に入れるのが、初めは慣れないかもしれません。
サイズ | S(21.5~23.0㎝)、M(23.5~25.0㎝)、L(25.5~27.0㎝) |
外反母趾・内反小趾の原因となる中足関節の緩みをサポートする、メッシュ生地のサポーター。
医療用の人工筋肉「ソルボセイン」を採用。
編集者が使ってみました!
しっかりと固定してくれることはもちろん、土踏まずのアーチが高くなったように感じられました。
ただ、薄型と書かれているものの、履く靴下は選ぶことになりそうです。
先ほど紹介した「ソルボ外反母趾・内反小趾 パワーメッシュ固定型」より「ソルボセイン」を感じられました。
ぷにぷにとしたソルボセインが衝撃を分散し、歩きやすくしてくれる印象です。
足の甲にマジックテープで貼り付けるタイプのため、スムーズに装着できました。
ユーザーのレコメンド※編集部収集コメント
40代・女性
面ファスナーなので着脱が簡単で自分の足の大きさに調整しやすいです。
装着すると安定感があるし、薄いので靴下の下に装着しても違和感がなく、長時間つけることが出来ます。
メッシュ生地なので蒸れにくく、肌触りもよし。日本製なので縫製がしっかりしていて、手洗いできるのも魅力!
サイズ | Sサイズ(21.5~23.0cm)・Mサイズ(23.5~25.0cm)・Lサイズ(25.5~27.0cm) |
シルクプロテイン加工で抗菌・防臭、ムレもケア。
また、足の原理に着目し、中足関節をしっかり押さえる構造になっています。
編集者が使ってみました!
薄型のため、先の「ソルボ外反母趾・内反小趾 パワーメッシュ固定型」や「ソルボ外反母趾・内反小趾サポーター【固定薄型メッシュ】」よりかは固定力が低いと感じるかもしれません。
ただ、履く靴下を選ばないうえに、ムレを感じにくい素材が魅力です。
薄型ではあるものの効果が低いわけではありません。
中足関節をしっかりと締めてくれるため、指が開いてしっかりと地面を踏むことができました。
ただ、「ソルボ外反母趾・内反小趾 パワーメッシュ固定型」のように浮き指が解消されるわけではないため、内反小趾や外反母趾にアプローチしたい方におすすめといえます。
先ほど紹介した2つの商品と違ってマジックテープがないうえに、靴下のように親指と小指に装着するだけなので、装着は簡単です。
サイズ | S(22.0~23.5㎝)、M(24.0~25.5㎝) |
親指・小指を外側に開くテーピングラインを採用した、外反母趾・内反小趾対応のテーピングサポーター。
伸びの強いナイロンパワーメッシュの2枚重ねになっており、中足関節をしっかりサポート。
編集者が使ってみました!
テーピングサポーターというだけあって、最初に紹介した「ソルボ外反母趾・内反小趾 パワーメッシュ固定型」や「ソルボ外反母趾・内反小趾サポーター【固定薄型メッシュ】」より薄型ながらも、固定力は上。
普段から固定力の強いテーピングやサポーターを利用している人におすすめです。
ただ、サポーターなどを利用する機会がない人には、きついと感じてしまうかもしれません。
親指と小指がよりまっすぐになります。
土踏まずのアーチを高い位置に持っていってくれるため、歩きやすいです。
画像でも、アーチが上がっていることによって、サポーターを装着している右足の方にはっきりと影ができています。
靴下のように装着するだけなので使いやすいです。
ただ、足を通す部分は小さめに作られているため、初めて使う際は履きづらさを感じるかもしれません。
また、編集者の小指が極端に小さいからか、小指が余ってしまいました。
サイズ | 靴サイズ(22.5cm~25.0cm)に適応 |
「正しい姿勢の原点は、つま先にある」との理論に基づき開発された足先用サポーター。
サポーターを着用して歩行することで足指が使えるようになり、指先がしっかりと地面に着く正しい動きが身に付きます。
編集者が使ってみました!
今回紹介した中で唯一両足分のサポーターが入った商品で、指の付け根の部分をしっかりと固定してくれます。
そのため、指が長くなったように感じ、指の可動域が広くなりました。
両足の内反小趾に悩んでいる人や、浮き指にお悩みの方におすすめといえるでしょう。
指の付け根を固定されることによって指が長くなったように感じ、可動域も広くなりました。
アーチ部分に直接アプローチをしているわけではないけれど、アーチが高くなるのもポイントです。
指と指の間に入れる必要があり、今回紹介した商品のなかで一番苦戦しました。
ただ、それを払しょくするくらいの歩きやすさを得られます。
サイズ | XS(20.5~22.0cm)、S(22.0~23.5cm)、M(23.5~25.0cm)、L(25.0~26.5cm)、XL(26.5~28.0cm) |
小指の付け根を重点的にカバーするサイドサポーターが特徴の、内反小趾用サポーター。
ゴムのような柔らかい素材でできているため、洗いやすいのも魅力的。
編集者が使ってみました!
小指をまっすぐにさせ、本来あるべき場所に固定してくれる商品。
固定力については申し分ないといえます。
ただ、他の商品のように足全体をサポートしてくれるわけではないので、内反小趾だけにアプローチをしたい方におすすめといえるでしょう。
小指・薬指のみのサポーターで、歩きづらさや痛みを改善できるのかと疑問に思う方もいるかもしれません。
しかし、その心配は無用。
小指を正しい位置にしてくれることによって、格段に歩きやすくなります。
また、小指の外側にあるゴムのおかげで、靴と小指の摩擦による痛みも緩和。
薬指と小指をくぼみに置くだけなので、装着は簡単です。
また、靴下はもちろん靴も選ばないので、ヒールやパンプスを履く方にもぜひ取り入れていただきたいです。
サイズ | フリー |
内反小趾は軽症のうちに適切な処置をとることで、悪化するのを防ぐことができます。
「小指が内側に曲がってきている気がする」「小指の外側がよく靴擦れする」など、気になる症状があれば、まずはセルフチェックしてみましょう。
小指の付け根から足の外側に垂直にラインを引き、それに交わるように、小指の外側にラインを引きます。
その角度の大きさによって、内反小趾の程度を判断します。
10度未満…正常
10~20度未満…軽度(写真③)
20~30度未満…中等症(写真②)
30度以上…重症(写真①)
【監修者】整形外科医大城 賢一のコメント
サポーターを利用した矯正以外にも、内反小趾を改善できる手軽な方法があります。休憩時間や就寝前など時間のある時にこまめに取り入れ、小指の反りや横アーチを整えましょう。
① 足の指でグー、チョキ、パーを行う
② 椅子に座り、床に広げたタオルを足の指の力でたぐり寄せる(タオルギャザー)
① 足の指の間に手の指を入れ、隙間を開きながら大きく甲側へ反らしたり、曲げたりする
② 足の甲側から手で掴み、足の裏に縦線が入るようにすぼめる
足が痛いと歩行がつらく、外出が苦痛になってしまいます。
特に、放っておくとどんどんひどくなる内反小趾は、早めに異変に気づき、ケアを取り入れることが大切です。
今回紹介したセルフチェックやセルフケアの方法を参考に、日頃から自分の足をチェックし、メンテナンスしてあげてくださいね。
整形外科でレントゲン撮影をして測定することもできます。
程度が重かったり、痛みがひどかったりする場合には、受診するようにしましょう。