【整形外科医監修】内反小趾サポーターおすすめ7選。足の小指の痛みや屈曲が気になる方に!

足裏を気にしている女性の画像。

“おしゃれは足元から”といいますが、デザインを重視するあまり、無理して足に合わない靴を履いている人も多いのではないでしょうか。

そうした靴を毎日のように履き続けていると、足の小指が内側に曲がる「内反小趾(ないはんしょうし)」を引き起こしてしまうかもしれません。

今回は、気になる内反小趾について、原因や対策などを医療法人社団星の砂の大城堅一さんに解説してもらいます。

併せて、edimo編集部おすすめの内反小趾サポーターも紹介します。

取材・監修協力商品紹介部分は取材・監修範囲外です

整形外科医
大城 賢一

大城 賢一

ねりま西クリニック院長、整形外科医、在宅診療医。
資格:日本整形外科学会認定専門医、日本整形外科学会認定リウマチ医
30人の医師体制で地域医療に貢献。外来診療と並行して、在宅診療も行っている。

内反小趾とは?

内反小趾かどうか確認している画像。

足のトラブルでよく耳にするものの一つに「外反母趾(がいはんぼし)」があります。

これは、親指が内側に曲がってしまった状態のことをいいます。

同様に、小指が内側に曲がってしまった状態が「内反小趾(ないはんしょうし)」です。

どちらも足に合わない靴を履き続けることによって引き起こされるケースが多く、外反母趾の方の8割程度に内反小趾が合併している傾向がみられます。

内反小趾は軽症の場合、痛みを感じることはありません。

しかし、内反小趾に気がつかないまま放っておくと、屈曲がひどくなり、小指の付け根部分が外側に飛び出すように変形する場合があります。

飛び出た部分が歩くたびに靴に擦れると、痛いのはもちろん、炎症を起こしたり、タコや魚の目ができたりするため、早めに改善策をとることが大切です。

内反小趾の原因

足裏の違和感に悩んでいる画像。

内反小趾の原因は外反母趾とほぼ同様で、以下のものがあると考えられています。

●日常的にサイズの合わない靴を履く

仕事の都合やファッションを楽しみたいことなどから、デザインを優先して足に合わない靴を履いてしまう方は多いでしょう。

たまにだったら良いのですが、毎日のように履き続けていると、足に負担をかけ続けてしまいます。

特に横幅が細い靴、ヒールのように高低差のある靴は足を圧迫したり、足先に荷重をかけたりするため、指の屈曲を引き起こし、内反小趾を引き起こす場合があります。

またサイズが大きかったり、紐の締め方が緩かったりしても、足が靴の中で不安定になるため良くありません。

●外側に荷重をかけた歩き方

歩く際に足の外側に荷重をかけるクセがあると、最も外側にある小指に負荷が掛かり続け、屈曲を引き起こす場合があります。

内股や、O脚の場合は特にその傾向があり、注意が必要です。

●足の筋力低下 

足は、「骨」「靱帯」「筋」で内側縦、外側縦、5本の指をつなぐ横の3つのアーチで支えられています。

日頃からしっかり歩き、体を動かしていればキレイなアーチが保たれるのですが、運動不足や加齢などで筋力が低下すると、アーチが崩れることがあります。

特に横アーチが崩れると、平べったく、足幅の広い「開帳足」という状態になります。

足幅が広がると、甲の中央部にある「中足骨(ちゅうそくこつ)」が外に向かって反りやすくなり、結果として内反小趾を招く場合があります。

これら3つの主因のほか、体重増加や加齢などによって足の荷重変化が起こることでも内反小趾になる場合があると考えられています。

内反小趾のセルフチェック

内反小趾なのか、スマートフォンで検索している女性。

内反小趾は軽症のうちに適切な処置をとることで、悪化するのを防ぐことができます。

「小指が内側に曲がってきている気がする」「小指の外側がよく靴擦れする」など、気になる症状があれば、まずはセルフチェックしてみましょう。

<セルフチェック方法>

セルフチェック画像。

小指の付け根から足の外側に垂直にラインを引き、それに交わるように、小指の外側にラインを引きます。

その角度の大きさによって、内反小趾の程度を判断します。

10度未満…正常

10~20度未満…軽度(写真③)

20~30度未満…中等症(写真②)

30度以上…重症(写真①)

大城 賢一

【監修者】整形外科医大城 賢一のコメント

整形外科でレントゲン撮影をして測定することもできます。

程度が重かったり、痛みがひどかったりする場合には、受診するようにしましょう。

内反小趾のセルフケア

インソールなどを用意して、対策しようとしている画像。

内反小趾の予防や、程度が軽い場合は、サポーターや中敷きを使ったセルフケアで改善することも可能です。以下のポイントをチェックし、自分にあったタイプを選びましょう。

●横アーチを整えたい:足の横幅が広がらないよう、中足骨を支える中敷きを利用

●開帳足を予防したい:中足骨を中央へ寄せるタイプのサポーターを利用

●小指の外反を予防:第4指と小指の間に挟んで隙間を拡げたり、小指を外側へ引っ張ったりして矯正するタイプのサポーターを利用

※監修者は以下で紹介する商品について、選定や紹介文の監修は行っておりません。edimo編集部が独自に行っています。

※紹介商品は、上記記事内で記載した効果・効能を保証するものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている説明文をご確認ください。

※商品によってはユーザーのレコメンドが記載されています。これらは個人の感想であり、効果効能を示すものではありません。

おすすめ内反小趾サポーター7選

ソルボ「ソルボ外反母趾・内反小趾 パワーメッシュ固定型」

衝撃吸収性と圧力分散性に優れた医療用の人工筋肉「ソルボセイン」を採用したサポーター。

横アーチをサポートする「ソルボ横アーチパッド」、小指を補正し、トラブルを和らげる「ソルボ足指間パッド小趾用」、外反母趾・内反小趾の突起部や足裏への衝撃を吸収する「ソルボ中足パッド」などを搭載し、足裏のバランスを整え、足指の筋力アップを図ります。

おすすめおすすめポイント
・衝撃吸収性と圧力分散性に優れた医療用の人工筋肉「ソルボセイン」を採用
・足裏のバランスを整えながら足指の筋力もアップ!

ブランド名ソルボ
メーカー名三進興産
商品名ソルボ外反母趾・内反小趾 パワーメッシュ固定型
サイズS(21.5~23.0㎝)、M(23.5~25.0㎝)、L(25.5~27.0㎝)

ソルボ「ソルボ外反母趾・内反小趾サポーター【固定薄型メッシュ】」

外反母趾・内反小趾の原因となる中足関節の緩みをサポートする、メッシュ生地のサポーター。

甲部分にマジックベルトが付いており、自分の足に合わせて調整できます。

内側に曲がりやすい親指側と小指側に指間パットを設けており、縮こまった指を開くように起こすことで正しい歩行を促します。

医療用の人工筋肉「ソルボセイン」を採用。

おすすめおすすめポイント
・中足関節の緩みをケアできる
・親指側と小指側にある指間パットが縮こまった指を正しい位置に導く

ブランド名ソルボ
メーカー名三進興産
商品名ソルボ外反母趾・内反小趾サポーター【固定薄型メッシュ】
サイズSサイズ(21.5~23.0cm)・Mサイズ(23.5~25.0cm)・Lサイズ(25.5~27.0cm)

アルファックス「外反母趾・内反小趾サポーター」

ヒールやパンプスを履く際にも着用できる、薄型のサポーター。

足指は横アーチを支える中足関節を左右からしめると自然に開くという、足の原理に着目し、中足関節をしっかり押さえる構造になっています。

着用するだけで足指の開きが促されるので、生活スタイルを変えずに歩行が楽になるのが魅力。

シルクプロテイン加工で抗菌・防臭、ムレもケア。

おすすめおすすめポイント
・薄型で、ヒールやパンプスを履く際も着用OK
・足の原理を利用し、履くだけで足指の開きが促される

ブランド名アルファックス
メーカー名アルファックス
商品名外販母趾・内反小趾サポーター
サイズS(22.0~23.5㎝)、M(24.0~25.5㎝)

中山式「外反母趾・内反小趾テーピングサポーター」

親指・小指を外側に開くテーピングラインを採用した、外反母趾・内反小趾対応のテーピングサポーター。

足指を開くことで、指でしっかり地面に踏み込む正しい歩行へと導きます。

本体は伸びの強いナイロンパワーメッシュの2枚重ねになっており、中足関節をしっかりサポート。

着用するだけで、正常な足裏アーチへと整えてくれます。

おすすめおすすめポイント
・親指・小指を外側に開くテーピングラインを採用
・伸びの強いナイロンパワーメッシュを2枚重ねし、足裏アーチも補正

ブランド名中山式
メーカー名中山式産業
商品名外反母趾・内反小趾テーピングサポーター
サイズ靴サイズ(22.5cm~25.0cm)に適応

Project iD「藤田トレーニングサポーター足先用」

「正しい姿勢の原点は、つま先にある」との理論に基づき開発された足先用サポーター。

サポーターを着用して歩行することで足指が使えるようになり、指先がしっかりと地面に着く正しい動きが身に付きます。

本来の足裏のアーチが自然に蘇るため、親指や小指の反りの緩和はもちろん、バランス力や柔軟性の向上も期待できます。

おすすめおすすめポイント
・着用して歩行していくうちに、正しい動きが身に付く
・内反小趾の緩和やバランス力・柔軟性の向上につながる

ブランド名Project iD
メーカー名Project iD
商品名藤田トレーニングサポーター足先用
サイズXS(20.5~22.0cm)、S(22.0~23.5cm)、M(23.5~25.0cm)、L(25.0~26.5cm)、XL(26.5~28.0cm)

オーエイチラボ「内反小趾サポートパッド」

靴を履いて歩行する際に小指をサポートする部分用パッド。

柔らかいSEBSジェルが足指を優しく保護し、歩行時に小指にかかる衝撃を和らげてくれます。

左右の区別がないので、どちらの足に使ってもOK。

素足に着用しますが、汚れや臭いが気になったらいつでもさっと水洗いできるので、清潔に使用できるのも安心です。

おすすめおすすめポイント
・靴を履いて歩行する際の衝撃を緩和
・いつでもさっと水洗いでき、清潔に使える

ブランド名オーエイチラボ
メーカー名オーエイチラボ
商品名内反小趾サポートパッド
サイズフリー

ACTICA「内反小趾楽歩」

小指の付け根を重点的にカバーするサイドサポーターが特徴の、内反小趾用サポーター。

靴との摩擦や衝撃を緩和し、歩行を楽にしてくれます。

両足兼用タイプ、フリーサイズなのも便利。

透明で指の出入り口が判別しやすいため、着用もスムーズです。

おすすめおすすめポイント
・靴との摩擦や衝撃を受けやすい、小指の付け根を重点的にカバー
・透明で構造が分かりやすく、着用がスムーズ

ブランド名ACTICA
メーカー名木原産業
商品名内反小趾楽歩
サイズフリー

商品一覧表

商品名ソルボ外反母趾・内反小趾 パワーメッシュ固定型ソルボ外反母趾・内反小趾サポーター【固定薄型メッシュ】外販母趾・内反小趾サポーター中山式外反母趾・内反小趾テーピングサポーター藤田トレーニングサポーター足先用内反小趾サポートパッド内反小趾楽歩

ブランド名ソルボソルボアルファックス中山式Project iDオーエイチラボACTICA
メーカー名三進産業三進産業アルファックス中山式産業Project IDオーエイチラボ木原産業
サイズS(21.5~23.0㎝)、M(23.5~25.0㎝)、L(25.5~27.0㎝)Sサイズ(21.5~23.0cm)・Mサイズ(23.5~25.0cm)・Lサイズ(25.5~27.0cm)S(22.0~23.5㎝)、M(24.0~25.5㎝)靴サイズ(22.5cm~25.0cm)に適応XS(20.5~22.0cm)、S(22.0~23.5cm)、M(23.5~25.0cm)、L(25.0~26.5cm)、XL(26.5~28.0cm)フリーフリー
商品詳細

内反小趾の改善対策

ストレッチをしている画像。

サポーターを利用した矯正以外にも、内反小趾を改善できる手軽な方法があります。休憩時間や就寝前など時間のある時にこまめに取り入れ、小指の反りや横アーチを整えましょう。

<内反小趾を改善する運動>

①足の指でグー、チョキ、パーを行う

②椅子に座り、床に広げたタオルを足の指の力でたぐり寄せる(タオルギャザー)

<内反小趾を改善するストレッチ>

①足の指の間に手の指を入れ、隙間を開きながら大きく甲側へ反らしたり、曲げたりする

先方からいただいた、ストレッチ画像。

②足の甲側から手で掴み、足の裏に縦線が入るようにすぼめる

先方からいただいた、ストレッチ画像。

まとめ

足が痛いと歩行がつらく、外出が苦痛になってしまいます。

特に、放っておくとどんどんひどくなる内反小趾は、早めに異変に気づき、ケアを取り入れることが大切です。

今回紹介したセルフチェックやセルフケアの方法を参考に、日頃から自分の足をチェックし、メンテナンスしてあげてくださいね。

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